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R言語による電子カルテデータの二次利用

~R言語初心者がデータ処理を楽しめるように基本的内容中心のサイトです~

電子カルテの仕組み

電子カルテ SQL

 電子カルテは、規模によっても変わってきますが、一般的には電子カルテのデータを保管するサーバーマシンと実際の診療に利用するクライアントマシンにわかれます。データを保管するデータベースは、Microsoft社のSQL serverやオラクル、PostgreSQLMySQLなどが多いようです。最近はローカルサーバー型だけでなく、クラウドサーバー型もでてきています。
 SQLデーターベースにアクセスする共通言語で、多少の方言もありますが、統一された記述で電子カルテのデータベースへアクセスすることができます。SQL言語を学んでおけば、データベースの種類にかかわらず、同じような構文でいろいろなデータベースからデータを抽出することができます。
 電子カルテのデータフォーマットについては、現時点では統一した基準はありません。各メーカーが独自のデータ管理を行っており、これが医療データの取り扱いを難しくしている一因であることは間違いありません。殆どのユーザーはデータがどのように保管されているか知りませんし、教えてももらえません。他社への電子カルテへの乗り換えも難しくし、メーカーの囲い込みを増長しています。
 クライアントソフトの画面構成も一般的なものはありません。比較的多いのはカルテ2号紙と言われる、紙カルテの様式を模して、カルテ所見欄と処方欄(検査、処方)を二段にした画面、さらに過去カルテ、過去処方を合わせた画面構成です。先ほどの話にもつながりますが、電子カルテはカルテデータを人質としたメーカーの囲い込みが強く、メーカー間の競争が弱い分野です。よってクライアントソフトの改善は期待できず、一度購入すると不具合の改善もほとんどないまま、半永久的に使い続けなくてはならないのが実情です。
 僕がブログを書いたり、研究会で発表する理由のひとつは、電子カルテデータの二次利用がいかに有用か知ってもらい、データの二次利用が可能な環境が広がるよう、メーカーに働きかけていきたいということかもしれません。