R言語による電子カルテデータの二次利用

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第二回クリニックICT研究会

 ICT研究会に参加してきました。
 糖尿病専門クリニックで、ファイルメーカーを使用した電子カルテデータの二次利用の発表や、OsiriXという医療画像システムの話、消化器科クリニックでの画像検査の話、WordPressでの予約システム等興味深い話がたくさんありました。その後の懇親会が一番盛り上がったのですが、今後の医療データの取り扱い等、話しているうちに自分の中での方向性もすこし見えてきました。
 電子カルテデータの統一フォーマット作成が将来不可欠とは思いますが、現実的にはなかなか進んでいく兆しが見えません。あまりにも膨大なデータのフォーマットの作成を待っていては、医療データの二次利用は進まない気がします。画像ファイルはDICOM形式が一般化し、ほぼどこの施設でもこの形式で画像のやりとりが行われています。CTやMRI、US等の画像はDICOM出力ができるか、コンバーターを介して画像サーバーに送られています。こういった統一規格が電子カルテデータにも、まず必要なのではないでしょうか。
 そのためにはデータの入れ物を統一してから二次利用するのではなく、まず幾つか二次利用をはじめて、必要な部分から統一規格を作成していく方が、結果的には早く進んでいくような気が最近はしています。
 二次利用した成果が、一般の医師・医療関係者にとって有用なものであれば、それらを使いたいという声があがり、声が大きくなれば電子カルテ側も統一規格での出力に対応せざるを得なくなるでしょう。医師会などを中心として、医療データ出力の統一規格をつくり、推奨していくのも良いかもしれません。
 まずはグラフや表の出力、ちょっとした統計結果の出力でもよいかと思います。アウトプットする道具はR言語でも、ファイルメーカーでも、SPSS、エクセルでもなんでも良いです。カルテ画面の横において使える、便利な道具みたいなものをたくさんアウトプットしてみましょう。
 たくさんのアウトプットが眠っている医療データを有効活用するきっかけになるのではないでしょうか。