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R言語による電子カルテデータの二次利用

~R言語初心者がデータ処理を楽しめるように基本的内容中心のサイトです~

OpenDolphinとORCAの簡単な環境構築

Docker ORCA Ubuntu 仮想マシン 開発環境 電子カルテ OpenDolphin

OpenDolphinは日医レセコンORCAに接続できる、オープンソース電子カルテです。

PC初心者でも導入できるように分かりやすく書かれていますので、これを参考に動かしてみたいと思います。
gihyo.jp

はじめに

極力インストールの手間を省略するためと、ホストOSの環境をよごさないために、VMware仮想マシンにUbuntu64,14.04LTSをインストールし、そこにORCAをインストールします。またOpenDolphinはUbuntuのDockerを利用してインストールします。
Ubuntuが苦手、Dockerがわからなくても環境構築できるように、シェルスクリプトを使ってコード入力を少なくすることにします。

ORCA、OpenDolphinサーバーとglclient2のインストール

まずUbuntu14.04LTSの仮想マシンは準備しておいてください。僕はVMwareで準備しました。そのままのUbuntu14.04は使いにくいので日本語入力はできるように設定変更してください。
わからない方は、ここを参考にしてください。
ORCA(日医標準レセプトソフト)の導入 - R言語による電子カルテデータの二次利用

Ubuntuの端末を起動してください(Ctrl+Alt+T)。
f:id:r_beginner:20161207174556p:plain

シェルスクリプトを書き込むdorca.shファイルを作ります。

$ gedit dorca.sh

f:id:r_beginner:20161207175536p:plain
エディターが立ち上がりましたね。ここに下記のスクリプトをコピーペーストして、saveボタンで記録してください。

#!bin/sh
printf "password: "
read password

TIME_A=`date +%s`  

# install ORCA
echo "$password" | sudo -S wget -q https://ftp.orca.med.or.jp/pub/ubuntu/archive.key
sudo apt-key add archive.key
sudo wget -q -O \
/etc/apt/sources.list.d/jma-receipt-trusty48.list \
https://ftp.orca.med.or.jp/pub/ubuntu/jma-receipt-trusty48.list
sudo apt-get update
sudo apt-get -y dist-upgrade
echo "$password" | sudo -S apt-get install -y jma-receipt
wget https://ftp.orca.med.or.jp/pub/data/receipt/outline/update/claim_update.tar.gz
tar xvzf claim_update.tar.gz
sudo bash claim_update.sh
sudo jma-setup
sudo service jma-receipt start
sudo apt-get install -y panda-client2

# install OpenDolphin
sudo apt-get update
sudo apt-get install curl
sudo curl -sSL https://get.docker.com/|sh
sudo service docker start
sudo docker pull dolphindev/postgres
sudo docker pull dolphindev/wildfly
sudo docker run --name dolphin-db -P -d dolphindev/postgres
sudo docker run --name dolphin-server --link dolphin-db:ds -p 8080:8080 -d dolphindev/wildfly

sudo service jma-receipt stop
sudo gedit /etc/postgresql/9.3/main/postgresql.conf
sudo gedit /etc/postgresql/9.3/main/pg_hba.conf 
sudo service postgresql stop 
sudo service postgresql start
sudo dpkg-reconfigure jma-receipt 
sudo service jma-receipt start
sudo ufw disable

# ORCApasswordの設定
sudo -u orca /usr/lib/jma-receipt/bin/passwd_store.sh

TIME_B=`date +%s`   
PT=`expr ${TIME_B} - ${TIME_A}`
H=`expr ${PT} / 3600`
PT=`expr ${PT} % 3600`
M=`expr ${PT} / 60`
S=`expr ${PT} % 60`
echo "${H}:${M}:${S}"

エディターを終了し、ファイルが記録されているか確認します。

$ cat dorca.sh

確認できたら、あとで接続設定で必要となるIPアドレスを記録しておきます。
端末をもう一つ開いて、ifconfigで仮想マシンIPアドレスを確認。
次にVMware等仮想化ソフトを動かしているOS(僕はWindows10)のIPアドレスを確認しておきます。
メモしておきましょう。
それでは、シェルスクリプトを実行します。

$ sh dorca.sh

つぎつぎスクリプトが実行されていきます。前半はORCAのインストール、後半はDockerのインストールとOpenDolphinに必要なDockerImageのダウンロード、コンテナの実行です。とりあえずここではDockerとかコンテナとかわからなくて問題ありません。
途中で確認入力を要求されたらy[yes]と入れてください。
後半でORCAのデータベースPostgresの設定画面が開きます。

59行目、listen_addressesの前の'#'をはずし、仮想化ソフトを動かしているOS(僕はWindows10)のアドレスを追加します。
f:id:r_beginner:20161207181433j:plain
保存して終了します。次に別の設定ファイルが起動します。
f:id:r_beginner:20161207182323j:plain
最終行に'host all all 0.0.0.0/0 trust'を追加して、保存して終了します。

CLAIMサーバーの設定は、No、No、の次が下の画面になるのでYes、
f:id:r_beginner:20170226143834j:plain
Portはそのまま
f:id:r_beginner:20170226143841j:plain

最後にORCAのパスワードを確認されますので8桁以上のパスワードを入力しましょう。
これでサーバーの準備は完了です。

OpenDolphinクライアントのインストール

次のURLからクライアントソフトをダウンロードします。Javaバージョン8の実行環境が必要なので予めインストールしておいてください。
https://i18n.opendolphin.com/dolphin/client/OpenDolphin.zip

glclient2の設定

Ubuntuランチャーの一番上のボタンを押して、glclient2を検索
f:id:r_beginner:20161119154709j:plain
起動したら、先程入力したORCAのパスワードを入力してください。
f:id:r_beginner:20161119155003j:plain
01 医療事務ボタンを押すと、下記画面になります。
f:id:r_beginner:20161119155458p:plain
91マスタ登録から、101システム管理マスタを開き、管理コード9000CLAIM接続情報を選び、何度かEnterを押して確定。
f:id:r_beginner:20161207190702j:plain
CLAIM接続するを選び、送信アドレスに、OpenDolphinクライアントのIPアドレス(Win10)を入力、受付ポート5002を入力し登録します。
f:id:r_beginner:20161207190824j:plain

OpenDolphinクライアントの設定

ログイン画面から設定を選び
f:id:r_beginner:20161207191300p:plain
サーバー設定では、サーバーの欄に仮想マシンIPアドレスを入力
f:id:r_beginner:20161207191429p:plain
レセコン設定では、レセコンとの接続をクライアントにして、IPアドレス仮想マシンIPアドレス、ポート番号8210、リッスンアドレスをDolphinクライアントのIPアドレス(Win10)として保存。
f:id:r_beginner:20161207191727p:plain

以上で設定は終了です。使い方はORCAのサイトを参考に。
テスト患者をORCAから入力してみましょう。OpenDolphinのメインウインドウに患者が出力されました。これでORCAとOpneDolphinのCLAIM接続は成功です。
f:id:r_beginner:20161207192152j:plain

Enjoy!!