DockerでDICOMserver構築①~Conquest、SQLite
フリーのDICOM画像serverでConquestというのがあります。
最近はDockerImageもあるようなので、使ってみました。
まずは、Ubuntu64ビット16.04を準備。
$ gedit conquest.sh
エディターを立ち上げたら、下のスクリプトをコピペします。
#!bin/sh sudo apt-get update sudo apt-get install apt-transport-https ca-certificates sudo apt-key adv --keyserver hkp://p80.pool.sks-keyservers.net:80 --recv-keys 58118E89F3A912897C070ADBF76221572C52609D sudo apt-get install docker.io # まずはdocker-conquest sudo docker run --name conquest -d -p 5678:5678 -p 80:80 wavedrift/docker-conquest
実行します。
$ sh conquest.sh
これでサーバーは動いているはずです。
ブラウザのアドレスバーに”http://localhost/cgi-bin/dgate”と入力。
上手くつながってはいるのを確認してください。
次にクライアントソフトから接続するための設定をします。
クライアントは定番のKPACS。参考サイトからダウンロードしてください。アカウントの作成とログインが必要です。
ホストPC(ウチの環境はWindows)のDICOMviewerからも見えるように、acrnema.mapの設定を変更します。
まずはacrnema.mapがどこにあるのか?当たり前だけどDockerコンテナ内なので
Ubuntu端末から、conquestコンテナ内に入ります
$ sudo docker exec -it conquest bash
ファイル検索は、findで検索。
# find / -name 'acrnema.map'
conquestフォルダにありました。
# cd conquest # ls
dicom.iniもacrnema.mapもありますね、さあ編集です。でもgeditが動かない。
うーん、辛いけどviで開く。今後のためにも参考サイト見ながら操作の勉強。
# vi acrnema.map
クライアント何個かある場合はAEタイトルが重ならないように注意です。
ホストPCのIPアドレスを入力します。
conquest serverのrestartがわからず。コンテナのrestart。
$ sudo docker restart conquest
今度はホストPC上のクライアントソフト(KPACS:DICOMviewer)の設定です。
右上のDICOMsettingボタンを押して、DICOMconfigurationsで、仮想マシンのIPアドレスを入力し設定保存します。
KPACSのQuery→Networkタブを選択→Conquestにチェック→Search filterのSearchボタンを押してみましょう。テストデータが見えました。
接続成功です。
本当は、データベースをSQLiteからMySQLに変更したかったのですが、dicom.iniファイルを変更してから、もろもろの処理ができず、お手上げ状態でした。Windowsの場合はConquestのソフトでMySQLにデータベース変更したり、データベースの初期化ができるのですが、Linuxコマンドでは上手く行きませんでした。わかる人がいたら教えて欲しい…
参考:
- Conquest:Conquest DICOM software
- Docker conquest:https://hub.docker.com/r/wavedrift/docker-conquest/
- Ubuntu 12.04 LTS上へのConquestのインストール及び運用の記録:Ubuntu 12.04 LTS上へのConquestのインストール及び運用の記録